もう何もかも嫌になってやけになるときってありませんか。


目の前にあるものすべてをぶち壊したくなって、仕事とか
家族とか友達とか恋愛とかダイエットとかもうどーでもよくなるとき。
絶望の底に落とされて死にたくなる時。

誰でも一度くらいは死にたくなるほどつらい時期を経験したことがあると思います。

もちろん私にもありました。
何もかもがうまくいかなくてお先真っ暗。
大黒柱の夫が病に倒れ、もう狂って自殺しちゃうんじゃないかと毎日不安で眠れない日々。
親子3人心中したほうがいいなんてことが正当化されてしまう歪んだ思考に包まれる日々。

そんな時、私は現実逃避のために必死に、必死に本を読んでいました。


予想外の大きなストレスを受けると、食欲のコントロールが不能になります。

ありえないほどの量を食べて吐いたり
まったく食べ物を受け付けなくなってやつれたり
摂食障害の一歩手前です。

ただ大きな抱えきれないストレスのせいでそんなことが普通に起こるのです。

「逃げる」ことは時に悪いことに思われるけれど
立派な自己防衛です。自分で自分の身を守るひとつのの手段なのです。

とは言っても、その状況から物理的に逃げることはできないというのが
普通だと思います。
多くの人は住む場所の自由、移動の自由は持っていないのが普通です。
そこに住まないと仕事ができない、外国に行ったら食っていけない。
それが普通なのです。

じゃあどうやって逃げるのか?


非現実の世界に逃げて心の安定を一時的に取り戻すのです。



つらい時や悲しい時。

例えば大昔。大好きな彼に振られたとき。

あなたは食べて食べて食べまくって
その気持ちを紛らわせようとしてきたんではないでしょうか。

その食べることに向かってしまうあなたの思考はすぐにでも変えないと
この先、どんなつらいことが起きてもすべて

過食によってストレス解消

ということが当たり前になってしまうのです。
もうすでにそれが当然の行為になっている人がほとんどでしょう。
そしてそれがリバウンドの一歩になるのです。


お気に入りの音楽を聴くのでもいい
何度見ても感動する映画を見るでもいい
ただただゲームに熱中するでもいい

たった一つでもいいんです。

それなら確実に別世界に行けるものを常備してください。

そういう確実なモノを持っているだけでパブロフの犬のように
それを見る、読む、聞くだけでストレスから逃げることができるのです。

実際、その行為にストレスを軽くする効果はないかもしれません。
ですがただただ自動的に、梅干しを見たら口の中に唾がたまるように

小説の一小節を読んだだけで
その音楽のイントロを聴いただけで
配給会社のイントロを見ただけで

ふっと肩の力が抜ける。そんな感じでしょうか。
そんなアイテムがあればいいんです。

考えてみてください。
あなたはもうそんなアイテムをすでに持っているかもしれません。

むしゃくしゃしたとき、落ち込んだとき、自然にこういうことしてるなって
いうのがありませんか?

私の場合は小説でした。ちなみにこの小説です。




この小説、文庫本なんですが、私が今現在本として所有している文庫本はこの一冊だけです。
(ほかは電子書籍です)
この本だけは数回の引っ越しに耐え、生き残ってきました。
それぐらい私にとっては精神安定剤のような存在となっています。

もう何度も読んでいるので、読むたびに感動するわけではありません。
ただ読むだけでこの本の世界に一瞬に入れるという特別な一冊なんです。

あなたもそんな特別なアイテムを見つけてください。
予想外のストレスが降りかかってきたとしても、いつものフラットな状態に
精神を保てるようになります。

そしてそんなアイテムがあるというだけで、無意識に心を守ることができる
ように思うのです。