こちらの続編です。↓



おそらくほとんどの人は1冊目読んで「こんなん実践無理だわ!」で終わってると思うんですけど
この本は2冊目まで読まないと正しい形の理解で完結しないと思います。
実際に2作目はあの青年があれから教師となり、アドラー心理学を現場に持ち込んで
どうしても上手くいかなった不満をぶちまけるところから物語が始まります。

これは多くの読者が読んだあとに実践して

あるある!!

って思ったからだと思います。実際私もそうでしたし。
そしてその不満を抱いた読者に哲人はこう言います。

もしもアドラーの思想に触れ、即座に感激し、「生きることが楽になった」
と言っている人がいれば、その人はアドラーを大きく誤解しています。
アドラーがわれわれに要求することの内実を理解すれば、その厳しさに
身を震わせることになるはずですから。

実際私は子育てにアドラーを取り入れようとしましたが、夫の猛反発を受けました。
その考えは簡単には受け入れられないと。納得はできないと。
私がその反発にさらに抵抗し

こういう理由でアドラー心理学は有効なんだ

と説明しても私の理解が浅いために相手を説得できるほどの
論理的な説明はできませんでした。
すると当然夫は

人に説明できるぐらい理解を深めてから実践しろ

と。確かにそうですね。家族にすればいい迷惑です。
それからアドラーに近い人物が記した書籍を漁り
アドラーと名の付く著作をざっと読んだだけでも自分の誤解に気づきます。
さらには子どもの反応や変化を通して多くの気づきを得ることができました。

哲人はこう言います。

多くのアドレリアン(アドラー心理学の実践者)は、誤解を入り口にして
理解の階段を登ります。きっとまだ、あなたは登るべき階段をみつけきれて
いないのでしょう。若き日のわたしにしてもすぐ見つけきれたわけではありませんでした。

どんな本もそうですが、1冊の本で気づきは得られても深い理解までは得ることはできません。
その背後にある膨大な知識、著者がその考えを持つに至るまでの経過、文脈を読み取る力
そういうものに対する理解がなければうわべだけの知識で終わってしまいます。

アドラー心理学は研究者が人生をかけて実践してきた中で培われてきた心理学です。
アドラー自身もただの学問の一流派として廃れるような心理学ではなく
教育の現場で使われ続ける心理学を目指していました。そのため自身の著作を記すのには熱心ではなく
常にカウンセリングという教育の現場で活動することに重きを置いていた人物です。
最後に心に留めておくべき一節を紹介します。

自立とは自己中心性からの脱却である

いやあー難しかったです。この本。何度も読まないと

 

えええ?どゆ事??

 

って感じの連発です。
一冊目で目から鱗が落ちた人はぜひ。天地がひっくり返ると思います(笑)