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そもそも、智子さんが買い物依存症になったのは姑との関係にあるといいます。

「何でも干渉してくる姑と、必ず姑の味方に付く夫。そのストレスを買い物で
満たしていた感じです。受験が始まる前は仕事をしていたので、お給料はすべ
て買い物につぎ込んでいました。多い時は月15万円ほど、一回しか使ってない
服もバッグもたくさんあります。それでもクローゼットに溢れる物を見て満足
していたんですが……」

しかし先月、息子は受験を失敗。春からはすべり止めの中学校に通うことにな
ったそうです。

「第二志望の学校ですが夫の出身校なので姑は喜んでいましたけど、私の気持
ちは晴れないままです。その日以来、今まで執着していた物に急に興味がなく
なって、断捨離を始めました」

モノから人間関係まで、捨てたい欲求が止められない

「ブランド物のバッグも好きなアーティストのグッズも、フリマサイトで売っ
たり捨てたりしてすべて手放しました。物だけでなく、大学時代に付き合って
いた人と連絡を取っていたんですが、すべて削除しました。前までは読み返し
ていたりしていたのに。

こうなった理由は自分でも分からないんですが、いくら売っても捨てても
満たされないんですよね」

精神的なストレスを買うことか捨てることで満たしている



結局どっちに振れてるかだけの問題で、買い物依存も極度のミニマリストも本質的な
原因は同じなんですね。何かしらの精神的なストレスを解消する手段になっているだけ。
それが過食の人もいれば拒食の人もいて、アルコール依存もいれば児童虐待の人もいる。
ミニマリストは物を買いまくる人を軽蔑してる節があるけど同類ですからね。
そう考えると極度のミニマリストを多数生んでいる今の社会ってちょっと怖い。
物を捨てろ礼賛が進んでくると捨てが正義になって捨てない人が軽蔑される。そのうえ
自分が何らかの精神的ストレスを受けているせいで変になっていることが自覚できない。
怖いと思う。断捨離を提唱してるやましたさんはただ捨てる人たちが増えてしまって
ヤバいと思ったとか言ってて、いまテレビで心理カウンセリング的なこともやってますよね。
物をためこんでるんじゃなくて感情をため込んでるって視点で毎回涙流して大団円みたいに
なってる。結局その当事者の心理的な葛藤とか怒りとか「何か」を解決するのが断捨離の目的。

ミニマリストが今の時代蔓延しているのは、収入が低空飛行のまま年とっても増えない人が
社会全体の多数派を占めるようになってきて、欲望のままに物を買うことができなくなった
から。自分が見てきた大人は自由に物が変える人たち。でも今の自分とは大きく違う。そこの
ギャップに引っかかってる人は多い。だけど自分では認めたくないから物が少なくても幸せ
とする価値観に傾倒する。そっちで正当化しようとする。実際に物をたくさん持ってる人は
経済的にかなり自由度が高い。もちろん居住の自由度が高い人は高城剛さんみたいに高収入
でもミニマリストだったりするけど、一般的な日本モデルの富裕層っていうのは物持ち。

だからそうはなれないことに気づくと物をもたない暮らしが合理的であるのと、その価値観が
加速するように思う。私もミニマリストに憧れていた時は物を自由に買えなかった。経済的な
余裕という意味でもそうだし、転勤があっていつ引っ越すかわからないっていう居住の不自由
さがあった。会社に住む場所を決められるっている悲しさ(笑)経済的不自由さを露呈する身分。

職業を選ぶ自由があり、居住地を選ぶ自由があり、勤務時間を選ぶ自由、、、そういった自分
で人生を選択する自由がないといくら高収入の会社員でも満足度は低い。
夫に左右される家計、家族に左右される生活スタイル、人生だとストレスもどんどんたまる。
そのストレスが買い物、捨て、虐待、アルコールにつながっても何もおかしくない。
地味にじわじわと毎日少しづつ受けるストレスほど私たちを太らせて寿命を縮めるものはない。
だからストレスケアは怠れない。嬉々としてミニマリストやってる人たちは何かを見落としてる。