専業主婦とはリスクを考えない人がなれるもの

結婚は自分を養う人が父親から夫に代わった、というだけのことだった

本書での専業主婦という言葉は、純粋な専業主婦ではなく、「配偶者控除」の範囲内の年収103万円、130万円で働くパート主婦も含めてのことです。つまり「夫にほとんどの生計を依存し、経済的な自立が不可能な女性」という意味です。なぜパート主婦も含めるのかというと、彼女たちが今100万しか稼げないのも、子育てで無業になる=専業主婦になるという選択をした「元専業主婦」だからです。

私のまわりは専業主婦だらけです。田舎なので正社員でも女性の収入はかなり低いので独身なら父親に、既婚なら夫に生計を依存しないと生きていけない人がほとんどです。だからこういう本を読むと苦しいですね。みんな同じように悩んでますしどうすればいいのか途方に暮れてる人も多いですから。こういう新書って問題提起だけして本人を苦しませて終わりみたいなところがあるからあんまり好きじゃない。確かに正社員はいいかもしれない、国家資格はいいかもしれない、細く長く働き続けるのはいいかもしれない。でもこれからの時代を考えると正社員っていう雇用の形は確実になくなるし、資格だって中年になってからとったって元がとれないかもしれない、需給バランスとか多くの仕事が減っていく中で職に就ける人数とか考えると疑問だし、いよいよ介護が降りかかってくる世代で働き続けるってどうなのって思ってしまう。それができないからみんな行き詰ってるわけだし。雇われない働き方とか新しい働き方とかそういう次元にならないと結局解決しないんじゃないのと思う。専業主婦の女性が社会に出ても仕事自体の数がなくなるんだからそこんとこ考えないと自宅で時間を奪われてたのが人手不足の飲食業や介護のブラックな会社に変わっただけで本人のしんどさや不満は変わらないってことになる。いったい人生って何?って感じになる。それなら家で家族のために働いてた方がよかったじゃんってなる。ただ外で働けばいいってもんじゃないよね。自分の能力を上げることは大事だけど、お金たくさん稼げばそれでいいわけじゃない。どこで働くかは大事。幸福じゃないと生きる意味がない。