朝の満員電車、職場での人間関係、育児の悩み、夫への不満、将来への不満、社会に対する怒りと他人への妬み。そういうものに対して現代人はストレスを感じないふり、マイナス感情を持たないふりをすることが多いそうです。イラっと来ても一瞬で笑顔を作ってなかったことにして仕事に戻る。ムカッときても何もなかったようにスルーする。悲しくて泣きたくなってもぐっと我慢する。そういうこと多いと思います。でもいちいちその感情に振り回されていたら日常が回らないのでいつのまにか心の中にギュッと押し込めるんですよね。そういう癖がついてしまっています。それがほとんどの大人はそうです。

日本では特に我慢が美徳、辛抱が大事という価値観は根強く残っています。職場で怒ったり泣いたりしようものならその瞬間に「こいつはダメ」と烙印を押されます。現代社会で喜怒哀楽を表現することはタブーであり、未熟であり、恥ずかしいことと考えられています。そんなことないのに。でも多くの日本人が学校教育で「感情を表に出さない」トレーニングを受けてきているのでそれが正義であり大人になれば当然「何が好きなのかわからない」「何になりたいのかがわからない」という人間ができあがります。そういう教育を植え付けたにも関わらず就活の時には人生の方向性を考えてないなんてお子様だ、好きなことがないなんて甘えてるだけだ、独自性を出せなんていうわけです。めちゃくちゃです。日本の教育っておかしいんです。

押し込めた感情はあなたの中になくなったわけではないので、何かの拍子に出てきます。心の中で沸騰寸前までふくれあがっているんです。ぐつぐつぐつぐつ煮えたぎって今にも吹きこぼれそうになっているわけです。そしていつも以上のストレスがかかったり、精神状態がよくないときにストレスを感じると、一気に決壊するんですね。キレる、癇癪をおこす、涙があふれて感情が抑えきれなくなるわけです。普段ニコニコと優しくて全然怒らない人ほどそういう感じですよね。溜めてるんです、だいたいそういう人は。そして自分では溜めてることに気づいてる人はほとんどいません。

現代人は人生を発展させるエネルギーの約7割を、爆発しそうな感情を抑えるためのブレーキに使っているらしいです。7割ですよ。馬鹿らしいですよね。特に女性は感情優位の生き物だということが分かっています。だから8割方は感情のブレーキに人生のエネルギーを使ってるんじゃないでしょうか。女性ホルモンのせいでどうしても気分が浮き沈みしますし。それをコントロールする難しさは男性にはわからないでしょう。

実際、日本で長い間美徳とされてきた「感情を抑えること」は昔は有効な手段でした。自分の感情を押し殺してでもがむしゃらに働けば高度成長期のおかげでそれなりの裕福な生活と幸せが得られた。みんな中流だったからみんなが満足してた時代です。でも今はどうでしょう。物質的には格段に豊かになりましたけど、みんな不安を抱えています。もう物質的な充足ではなく皆が精神的な充足を求めて悩んでいます。働く意味とは?何のために働くの?生きる意味は?人生とは?幸せとは?それをどう手にいればいいのか、みんな悩んでいます。


正社員になってバリバリ働く場所があるのに、彼氏がいない、結婚できないことに悩む人たち
結婚して子どももいて幸せな奥さんの夢を叶えたのに、仕事がない、生きがいがないと嘆く人たち
仕事を成功させて収入が増えて人より裕福な生活を手に入れても夫婦生活は冷え切っている人たち


こういう人たちは「人生の意味」「生きるとは何か」を見失っているわけではありません。
悩む人たちが失っているのは「自分」です。
自分を見失うということは自分の感情を押し殺してきた結果です。

人生のおける大きな悩みを解決するには結局この押し殺してきた感情を見つめる作業から始まります。
悩みがひとつずつ、少しずつ解消することでその人の生き方が変わっていき人生に対する満足度、幸福度も上がっていきます。
その先に実は「太らない自分」というものが存在しています。人生の満足度をあげてストレスに対する負の感情がある程度までなくならない限り「感情に振り回されて食欲が上下する」ことからは避けられないからです。そしてあなたのように今までダイエットに苦労してきたような人なら間違いなく食欲は増します。下がるのではなく。もともと食に執着がない、食にこだわりがないならばそもそも太ったことはなく、食欲は低下するかもしれません。でも太りやすい人間は違います。ストレスがあれば過食につながります。40過ぎてそんなことを続けていれば中年太りどころか即デブ即病気の予備軍になります。体型がちょっとイケてないどころか、健康を害すレベルです。病気になれば今まで普通にできた仕事や子育てや家事や趣味や旅行やセックスや運動が出来なくなります。それは最大のストレスです。人生が狂うレベルのストレスだと思います。そんな大きなリスクを背負う前にやらなければならない。今日があなたの人生の中で一番若いのです。明日にはまた一日老いた自分になるわけです。一日でも若いうちに学び、それを人生に活かし、人生を変えていくことが幸せにつながる、それが最短で最速であり結局は一番コストパフォーマンスのよい「人生充実術」であると私は確信しています。