流転の海 第9部 野の春

最終巻に見合う素晴らしい装丁。。大河ドラマならぬ大河小説、30年かけてとうとう完結のようです。宮本輝さんのお父さんの実話だったかな?フィクションも入ってるのかわからないですが、宮本輝さんと言えば『錦繍』が有名で私も一番好き。ですがこの長編は読みごたえあるしとにかく面白い。年配の方にファンが多いので30代で読んでると「お!」と喜ばれたことがあります(笑)全部で9作ありますのでまあ長いです。でもほんと読みだすと止まらないので辛くない。ほかには『水のかたち』とか好きだなー。ザ・小説って感じ。タイトルがいつもうまいと思う。小説家ってほとんどが人生経験とか実体験をベースにして書くんだろうけど、薄っぺらい小説に感じる人とそうじゃない人がいる。宮本さんの小説は全部が本当に起こった事みたいに感じられて嘘っぽくないし心に響いてくるし、「人生って、、、」みたいに考えさせられる。それがきっと力量とか才能の差ってことなんだろうなあ。